「木」と「人」が織りなす心地よい関係。
デザイナー小泉誠さんが生み出す作品は、「えっ?」と思うような微妙な形があったり、「ユルッ」と「キチッ」とが混ざり合ったような不思議な形のものが多くみられます。
箸置きなどの日用品から、ソファなどの家具全般、また建築デザイン、ショップやギャラリーなどの空間デザインなど、幅広く手がけています。
さらに小泉さんの活動は広く、全国各地の地域団体と交流しながら、デザインを通じて地域活性化をサポートしています。また、美術大学の教授や講師も務めるなど、多忙な毎日の中で素晴らしい作品を創り続け、生み出し続けているのです。
- デザイナー
- 小泉誠
- makoto koizumi
- 1960年東京生まれ
デザイナーの原兆英・原成光両氏に師事した後、1990年でイズミスタジオ設立。箸置きから建築まで、生活に関わる全てのデザインを手掛け、2003年にはデザインを伝える場として、東京の国立市に「こいずみ道具店」を開き、リアルなデザイン活動を展開している。
1.ambai パン切り板
まな板に溝が掘られており、パンを切った際のパン屑をしっかり捉えます。横の余白は、チーズやピクルスなど、パンのお供のカット場所として、また食卓に運んで器としても活用できます。
素材/国産ブナ材
生産地/岐阜県付知町
2.asahineko ホウキ、柄付塵取
真直ぐで軽い桧材。日々の暮らしが清らかにしてくれる道具です。
普段使いの道具として、置いたり掛けたり美しく仕舞えます。
・ホウキ 素材/ひのき(ウレタン塗装)、馬毛
・柄付塵取 素材/ひのき(ウレタン塗装)、亜鉛メッキ銅版
3.ambai 親子碗
親子で使える器を、という思いから生み出された大小セットの器です。長崎に伝わる波佐見焼。用途を限定せず、碗として、どんぶりとして、また小鉢や菓子皿など、何にでも使えます。粉引の優しい白いプレーンな質感は、どんな料理にも合い、いつまでも会い続けられる逸品です。
素材/陶器
生産地/長崎県波佐見町
4.ambai 珈琲
艶をおさえた柔らかい印象の柚薬を施した、日本の食卓に合う波佐見焼きの器。積み重ねる形と大きさが絶妙です。ポットの内側の茶漉し部には、茶葉が詰まりにくいよう大きな磁器製茶越しを採用。湯の回りが良く美味しいお茶を味わえます。また市販のステンレス茶漉し網を付けることも可能です。
素材/陶器
生産地/長崎県波佐見町
5.asahineko 三木・五木シリーズ
木曽五木は、400年前から森材保全の制度が設けられた森で育ちます。その貴重な木曽五木を使い、伝統建築の技法で木をつなぎ合わせ、道具に仕立てています。
・三木 素材/さわら、ひのき、ねずこ(ウレタン塗装)
・五木 素材/あすなろ、さわら、ひのき、ねずこ、こうやま(ウレタン塗装)
生産地/岐阜県付知
6.ambai 土佐板銀杏、玉子焼形
卓上ではサービングトレー、キッチンではセカンドまな板 として活躍します。銀杏材は、柔らかく弾力性があり、包丁に優しく、刃当たりが抜群です。また、油分も多く、抗菌、抗カビにも優れています。ambai玉子焼のシルエットを模した形で、鍋敷きとして使えます。
素材/銀杏(無塗装)
生産地/高知県
7.ambai 土鍋
鍋の外側でIHに反応。土鍋そのものを温め、直火と同じ効果がある高性能鍋です。炊飯はもちろん、煮込み料理にも最適。炊飯後は付属の木蓋でおひつとして使えます。
・土鍋 素材/耐熱陶器(IH・直火対応)
・木蓋 素材/木曽のさわら
生産地/三重県四日市市
8.ambai 雪平
日本料理はもちろん、揚げ物、炒め物の他、注ぎ口があるのでミルクパンとしても使えます。注ぎ口の位置は使いやすいように工夫されています。三層構造の性能網板を使用。取手には水に強くタフなチーク材を用い便利で安心です。
素材/本体・ステンレス、アルミ三層網1.5mm、柄・チーク材(オイル仕上)
生産地/新潟県燕市
9.ambai 玉子焼
蓄熱性の高い「鉄板」は調理の際に卵の温度で冷めないため、ふっくら美味しく焼き上がります。鉄板の表面に細かな凹凸をつけて、こびり付きにくくした新素材を使い、取っ手も水に強いタフなチーク材を使っています。
素材/本体・鉄(ファイバーライン加工) 柄・チーク材(オイル仕上げ)
生産地/新潟県三条市
11.ambai 包丁
ハンドルは日本刀の技術を活かし金物が見えない仕口。金物が手にあたらず手触りも良く汚れにくい形です。刃も岐阜県関の仕事で切れ味抜群です。
素材/ハンドル・積層強化木、刃・モリブデン、バナジウムステンレス網
生産地/岐阜県関市
12.kaico
大きな開口で洗いやすい形、持ちやすく熱くならない大きな木の取手、熱を受けるための底の広い形。そしてその形に日本の白木をつかい素直に形にしていくといさぎよい形になりました
素材/琺瑯
生産地/東京都、三重県
14.支 SITAKU
擦る、絞る、おろす、保つ、置くという、食事の支度を台所から食卓に移してみました。台所で支度をして、そのまま運んで器として使ったり、食卓で支度をしながら食事したりとSITAKUはキッチンツールでもある「器」です。そして、食事の後は、蓋をして保存ができる「器」でもあります。
素材/磁器
生産地/佐賀県有田